ディップ液の保存容器の選び方・注意点

ディップ液(TOA DIP)には160㎖缶と0.7ℓ缶のサイズがあります。缶のままディップできますが不便な点もあります。移し替えや調合用に適した容器を紹介します。

ディップ液を缶のまま使う場合の不便な点

160㎖缶の不便な点は、大きい花びらや葉をディップしたい時に160㎖缶の入口が狭く、ワイヤー枠が入らないことです。口が広い容器に移すことで解決できます。
0.7ℓ缶のほうは口が広く、大抵のディップはできますが一部のよく使われる色(クリヤー、グリーン、リーフグリーン、スノーホワイト、他数種類)しか販売されていません。

よく使う色のディップ液は缶オープナーで缶を開けるたびにフタが凸凹してきて締めづらくなったり、密閉・密封性が落ちてきます。0.7㎖缶は160㎖缶よりもフタのふちが凸凹しやすいので必要な分を別の容器に移すのがおすすめです。
ディップ液を別の空容器に移し替えると毎回、缶オープナーで開ける手間が減り、作業効率があがります。※使用頻度が少ない色のディップ液は基本的に別の容器に移す必要はありません。

ディップ液に適した保存容器

ディップ液は有機溶剤が含まれた合成樹脂液です。ディップ液の成分の影響を受けないポリプロピレン・ポリエチレン製の容器が適しています。蓋が密閉できることも必須です。蓋がしっかりとできないと揮発してディップ液が硬くなってしまいます。

よく使われているのが210㎖サイズの広口のポリエチレン製の空容器です。大きめの花びらや葉もディップしやすくなる必須アイテムです。「ディップアート用 空容器」等の名称で販売されています。

一方、ディップアクセサリーに使うような小さめの花や葉、パーツをディップする場合には210㎖は大きく、少しのディップ液を調合したい時でも横に広い分、多めに作ることになってしまいます。小さめのディップであれば50㎖~100㎖位のサイズも容器でも十分です。(口のサイズはしっかりと確認しましょう)

ディップ液の保存場所

直射日光や暖房の風が直接当たらないところで保存しましょう。ディップ液やうすめ液は揮発性があるので缶や容器が温まると膨張して変形したり、フタが空いてしまう恐れがあります。火気の近くに置くのは絶対にやめましょう。

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