「ディップアートを始めたいけれど、道具をそろえるのにいくらかかるの?」「100均でそろうなら試してみたい」。そんな方に向けて、ディップフラワー(ディップアート・アメリカンフラワー)の道具のうち、100円ショップで買えるもの・買えないものを、教室講師の目線で分けてご紹介します。選ぶときの注意点や、費用の目安もまとめました。
結論:道具は100均でそろうが、ディップ液は専用品が必要
ペンチやハサミ、乾燥用のスポンジなどの道具は、100円ショップのもので十分に使えます。一方で、膜を張る「ディップ液」や、膜を丈夫にする「ストレンスナー」は100円ショップでは販売されていません。手芸店やホームセンター、ネットショップで専用品を用意します。
100円ショップでそろうもの
| 道具 | 使いみち | 選ぶときのポイント |
|---|---|---|
| メラミンスポンジ | ディップした枠を挿して乾かす | 大判のものが使いやすい |
| パレットナイフ(ヘラ) | ディップ液を混ぜる、大きな枠に膜を張る「ヘラ付け」 | 先が平らで、しなりのあるもの |
| 竹串 | 枠から垂れた余分な液を取る(目打ちの代わり) | — |
| ペンチ・ニッパー | ワイヤーの成形や切断 | 細いアクセサリー用ニッパーで太いワイヤーを切ると刃こぼれするので注意 |
| ハサミ・定規 | テープを切る、長さを測る | — |
| 作業マット | 作業台を汚さない | 新聞紙を敷くのもおすすめ |
| ゴム手袋・マスク・エプロン | 手や服を汚さない、蒸気を吸い込みにくくする | — |
ペンチやハサミ、定規などは、ご自宅にあるものでも十分です。
100均にあることもあるもの
- 地巻きワイヤー:ダイソーやセリアなどの園芸・手芸コーナーに置かれていることがあります。ただし緑色のものが中心で、太さの種類も限られます。ディップフラワーでは、紙が巻かれた白い地巻きワイヤーを基本に使います
- フローラルテープ(フラワーテープ):ダイソーなど一部の100円ショップで扱いがあります。幅は12mmが主流です。細い茎には、半分の幅に切って使います
取り扱いは店舗や時期によって変わるので、事前に確認するのがおすすめです。
専用品を用意したいもの
| 資材 | 役割 | 価格(税込) |
|---|---|---|
| ディップ液 | 膜を張る合成樹脂液。全28色 | 160ml缶 2,750円(定価)/0.7L缶 8,415円(定価) |
| うすめ液 | 濃くなったディップ液を調整する | 250ml・1Lがある |
| ストレンスナー(強化液) | 乾いた膜を丈夫にする仕上げ液 | 水性・油性・スプレー |
| ゲージパイプ | ワイヤーで丸い枠を作るための型 | 9本セット |
| 地巻きワイヤー(白) | 花びらや葉の枠を作る | — |
| ペップ | 花芯(しべ)に使う | — |
ディップ液の缶を開ける「缶オープナー」は、ホームセンターの塗料コーナーでも手に入ります。ディップ液の価格は定価(税込)です。販売店によって実際の販売価格は異なります。ディップ液の詳しい種類は「ディップ液とは?」、それぞれの役割は「ディップフラワーの材料と道具」で紹介しています。
ほしのディップアートのオンラインショップでは、各種ディップアート資材や、これから始める方向けのスターターセットを割引価格で販売しています。
100均で道具を選ぶときの注意点
ディップ液を入れる容器は材質を確認
ディップ液には有機溶剤が含まれています。移し替えや調合に使う容器は、成分の影響を受けにくいポリプロピレンかポリエチレン製で、フタがしっかり閉まるものを選びましょう。材質の表示がないものや、フタのゆるいものは避けます。詳しくは「ディップ液の保存容器の選び方・注意点」をご覧ください。
ワイヤーを切る道具は太さに合ったものを
ディップフラワーでは太めのワイヤーも使います。アクセサリーやプラモデル用の細いニッパーで太いワイヤーを切ると、刃こぼれすることがあります。根元にノコギリ歯の付いたクラフトハサミや、ワイヤーカット用のハサミがあると安心です。
ワイヤーの色と太さ
100円ショップのワイヤーは、色や太さが限られていることがあります。作りたいお花のレシピに合わない場合は、手芸店で白い地巻きワイヤーを用意しましょう。
マニキュアで作る「マニキュアフラワー」との違い
100円ショップのマニキュアとワイヤーで作る「マニキュアフラワー」という手芸もあります。ワイヤーの枠にマニキュアで膜を張る点は似ていますが、ディップフラワーは枠を液にくぐらせて膜を張るので、大きな花びらや葉も作れ、色を混ぜて好きな色を作れるのが特徴です。本格的なお花やインテリアになる作品を作りたい方は、ディップ液を使うのがおすすめです。
まずは道具をそろえずに試すのもおすすめ
「自分に合うか分からないのに、道具を一式そろえるのは不安」という方は、体験レッスンから始めてみてください。ほしのディップアート自由が丘の体験レッスンは、道具をすべて教室でご用意しているので、手ぶらで参加できます。コースや通信講座をお申し込みの方には、必要な資材をご案内しています。資材は当教室のオンラインショップで割安で販売しています。
講師プロフィール

ほしのディップアート代表講師|赤澤成行
2009年から天然石ワイヤーアクセサリー教室「Hoshino stone」をスタート。講座実績は3000回以上(2025年11月現在)。同じくワイヤーを扱うハンドメイド教室としてディップアート・アメリカンフラワー教室「ほしのディップアート」を始める。ディップアート教室では数少ない男性講師です。「もの作り」と「教える」ことが大好きで、少人数制で丁寧・分かりやすいレッスンを心掛けています。
2024年1月 トウペディップアート協会 入会
2024年10月 ディップフラワー・ディップジュエリー 認定講師
2025年10月 トウペディップアート協会 認定師範













